2021年9月22日(水)に新潟ユニゾンプラザで今年度、当事業初めてのイベントである「トークカフェ@新潟〜「自分らしく働きたい」あなたの応援セミナー」を開催し15名の方にご参加いただきました。新潟地域若者サポートステーション(以下、新潟サポステ)の相談員をコーディネーターに、新潟サポステ利用者OBである3名の方からお話をお伺いしました。その様子を、少しご報告させていただきます。

自分のこと、親の看護や介護のことで、うまく働くことができなかった
3人は、自分のことや親の看護・介護で、長く無業の状態であったり、仕事が長続きせずに、自信をなくしていましたが、他の人からの紹介で、悩みながらもサポステを利用してみたそうです。そこでサポステの相談員に「今まで、誰にも言っていなかった自分の気持ちや環境を全部言った。ただ聞いてくれることが嬉しかったです。」とおっしゃっていたことがとても印象深かったです。
企業面接で自分のマイナスな部分を隠さずに話すことが就職につながった
サポステに相談する前は、自分や家族のマイナスな面について、隠して面接を受けていたがうまくいきませんでした。しかしサポステの相談員に「隠さずに、全て伝えた方がいいよ」と言われ、半信半疑で面接に行ったら、不思議なことにうまくいって就職することができました。そのおかげで就職した後も、自分や家族のことについて理解している上司などに気軽に相談でき、配慮してもらうことで勤め続けることができたそうです。

働くことに不安があったけれど、職場での「ありがとう」の言葉がうれしくて
他のスタッフと比べて自分ができないことに焦ったり、叱られたり、悔しく思うこともありましたが、お客様や同僚などに「ありがとう」と言われることがすごく嬉しく、それが自分のやりがいになっているそうです。
先が見えず不安になることもあるけれども、一人で悩まないで一緒に考えてくれるところがあることを知ってほしい
最後に、お話しを聞いた3人から参加者へメッセージをいただきました。
「先が見えず、働くことに不安があると思うけれど、それは一生続くことではないし、いつか何かしらの仕事につけ、誰かの役に立てることがあることを知ってほしい。焦りは禁物。無職の間は、自分には何が向いているのか、自分を見つめ直す期間だと思ってほしいです。」
「一人で悩まなくていい。一人じゃない。サポステの相談員の人は、一緒に戦ってくれて、一緒に考えてくれるので悩んでいるなら行ってほしいです。支援してくれる人に出会えたことが奇跡だと思います。」
「何もしなければ何も変わらない。一歩を焦らずに就活を頑張ってほしいです。」

リアルな話を聞いて「自分も一歩踏み出してみよう」と勇気をもらいました
参加していただいた方からは、『かつて「仕事がない」「仕事ができない」ということで悩んでいた方のリアルな意見をお聞きすることができ、「自分も一歩踏み出してみよう」と勇気をいただきました。』、『なかなか一歩が踏み出せないのですが、相談することの大切さを知りました。』、『マイナスな部分をどう隠していこうかと悩んでいましたが、マイナスな面だからこそ先に出して、気持ちよく長く働けるよう、考え方を変えてみようと思います。』など、たくさんのご意見をいただきました。
「自分らしく働きたい」あなたを支援する機関があります!
下越地域には、今回コーディネーターをしていただいた新潟サポステの他にも、新発田を拠点にした下越サポステもあります(下越サポステには、村上を拠点にした、村上常設サテライトもあります)。ぜひ、ご気軽にご相談ください。
・新潟地域若者サポートステーション:https://saposute-niigata.net/
・下越地域若者サポートステーション:http://kaetsu-saposute.com/
・村上常設サテライト(ホームページは下越サポステと同じ。)