【30代 男性】個別相談を利用し、再就職できた方法

「にいがた就職氷河期世代しごとのお悩みサポートサイト 」では、就職・転職などに関するお役立ち情報の提供を行っています。本記事では、個別相談(キャリアコンサルティング)を通して自己理解を深め、未経験業種/職種に再就職した事例をご紹介しています!

■再就職活動データ

年代

30代
退職理由  業務でのプレッシャー
活動期間 3ヶ月
前職 営業職
再就職先 タクシー運転手

1.前職の経験やトラウマから仕事選びの視野が狭くなってしまい…


以前は営業職として働いていましたが、ノルマやプレッシャーから体調を崩し、退職することになりました。コロナ禍での退職で、「すぐに次は決まらないだろうな…」という不安もありましたが、「自分がイキイキできるような仕事がしたい」と、再就職活動を始めました。

再就職活動では、色々な仕事が気になるものの、前職でのトラウマが大きく、「一番プレッシャーの少ない仕事はどれか」というとても狭い視野で仕事選びをしていました。しかし、求人票だけではプレッシャーの有無や、自分に合っている仕事かどうかが分からず、求人への応募もできない状況が続いていました。


2.入社前と入社後どちらの不安も払拭できる支援プログラムへ応募!


自分だけで再就職活動をしてもなかなか前へ進めないと感じていたときに、ハローワークで「個別相談や職場定着支援をしてもらえる」というチラシを見つけ、興味をもちました。そこで、就職氷河期世代を対象としたスキルアップ・職業紹介・職場定着を支援するプログラムの利用を決意しました。※就職氷河期世代支援コーナー「チャレンジ!正社員就活プログラム」

せっかく支援プログラムを利用するなら、「単発の相談よりも、専門の相談員の方と何回か相談を重ねることで、自分の強みや希望を整理し、目指すべき方向性を決めたい」という思いが強くありました。また、前職では営業業務によるプレッシャーがトラウマとなり、それがもとで離職したため、「職場定着支援があるため、入社後も安心して働けそう」と思えたことも、利用するきっかけの一つでした。


3. 自分の強みが見えたことで就職活動の幅が広がり、希望の再就職を実現!


支援プログラムでは、キャリアコンサルタントによる個別相談を通して、「どんなことに対しても興味関心が高い」という自分の強みが見えたことがきっかけで、【未経験業務】も視野に入れ始めました。これまでは「過去に経験したことのある業種や職種」を中心に考えていたので、個別相談を受けたことで、就職活動の幅を広げることができました。また、就職先に対する希望や優先順位も改めて整理しました。「営業ノルマがない」「接客能力・経験を活かしたい」等を整理することで、どのような求人を探せば良いかが少しずつ見えてきました。


個別相談で職種を広げて探すメリットに気付き、整理した強みや希望をもとに、未経験業種まで視野を広げて探したところ、これまでの営業職とは全く異なる「タクシー運転手」という求人が目に留まりました。ただ、一方では、「柔軟に働ける、接客経験を活かせる」という良い点がある反面、「給与が希望よりも低く、継続できるか心配」という不安もありました。しかし、ハローワークで詳細の条件を相談した結果、これまでの接客経験が活かせることからも自分なりに納得した上で、教育訓練給付を利用して二種免許を取得しました。そして、晴れて、「タクシー運転手」として就職することができました!

まとめ


キャリアコンサルタントに何度も相談できたおかげで、自分の中での優先順位(譲れないことや、妥協できること)が明確になり、幅広い視点で検討した結果、納得して求人に応募することができました。「入社したら長く続けたい」と考えていたため、しっかり検討したことで、不明点のないように確認した上で応募できたことも良かったです。また、「実際に長く続けられる環境や人間関係かどうか」や「営業的なプレッシャーがないか」は入社してからでないと分からないため不安もありました。しかし、職場定着支援で、就職サポーターが自分と社長や社員との間に立って意見を伝え、アドバイスしてくれたおかげで、営業的なプレッシャーが無い事を含め、スムーズに職場環境や仕事に慣れることができました。今は、過去の接客経験を活かしながら、タクシー運転手として楽しく働いています。自分らしくイキイキと働くことができているので、「諦めずに再就職活動を進めて良かった」と心から感じています。

こちらの記事もおすすめ


【30代男性】応募前に仕事を体験し、未経験職に再就職した方法

就職活動経験の少ない方が、「業務の魅力発見イベント」に参加することで再就職に踏み出せた事例を紹介します!